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代の名工

熊須健一​の創る碁盤

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2019年に現代の名工として選ばれた熊須健一。原材木の仕入から盤の脚の成形まで、全ての工程を仕上げる技能を持つ。50年以上に及ぶ経験は、最高の技術として認められている。

*現代の名工は、厚生労働大臣が卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰する制度です。 

盤を選ぶポイントは木目と艶が大切ですが、熊須健一は脚も重要な一部であるという。クチナシの実をかたどった脚部を手彫りする職人は全国でも珍しい。脚は目立たない部分だが、高度な技術が必要な部分。脚が精巧に作られている盤は、それだけ手をかけて丁寧に作られた盤の証拠である。熊須健一の作る手掘りの脚は、やわらかく、しっとりとした独特のシルエット味わうことができる。艶のある本榧碁盤に高貴な印象を与えている。盤の脚の形であるクチナシの実。「勝負に他人は口を出してはいけない」の意味が込められている。

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